2020年重要なルール変更点(訳文)
赤字が変更箇所
「ページ」は18年度日本語版ルールブックにおけるページ
公認競技規則9 審判員 (d)の注 135ページ
注:各リーグには、この規則の適用に関するオプションがある。球種やコースを打者に伝える行為はスポーツマンらしからぬ行為である。このような行為が発生していると審判員が判断した場合、審判員は最初の違反行為から、監督および、このことに責任のある選手、コーチに警告を与えることができる。また、そのチームの次の違反行為から、このことに責任のある選手、コーチ、監督を退場させることができる。
トーナメント規則とガイドライン 「監督とコーチ」T-4ページ
リトルリーグ部門:
監督、コーチはレギュラーシーズン中のチームにおけるリトルリーグ(メジャー)部門、あるいはインターミディエット(50-70)部門の監督、コーチでなければならない。
トーナメント規則とガイドライン 「選手の適格性」T-7ページ
9-11歳部門:
アマチュア資格を持つリトル年齢9、10、11歳の選手は当該部門のトーナメント試合開始までのレギュラーシーズンにおいて、学校の野球シーズンを除き、少なくとも60%以上の期間、下記いずれかのチームに在籍し、全員出場規定に適合するかたちで試合に出場していること
- マイナーリーグチーム
- リトルリーグ(メジャー)チーム
- インターミディエット(50-70)チーム
【日本協会による注】
『全員出場規定に適合するかたちで』の部分の追加は、8-10歳部門、メジャー部門、
インターミディエット部門、ジュニア部門、シニア部門でも追加されています。
トーナメント規則とガイドライン 「選手の適格性」条件2 T-8ページ
条件2:
学校の野球参加のために十分な数のレギュラーシーズン試合に参加できない選手は、この規則により必要とされているレギュラーシーズン試合への最小参加試合数の調整を受けることができる。この調整を受けるために、選手はその地域内でのレギュラーシーズン試合が始まる前に、リーグ登録をしなければならない。
トーナメント競技規則 試合規定3(e)T-17ページ
e. 各審判員は判定に不服だったり、スポーツマンシップに反する行動をしたり言葉を発したりした選手、コーチ、監督やその代理者を失格とし、競技場から退場させる権限を有する。プレー中に審判員が選手を失格にした場合、そのプレーが続いている間は、失格処分は効力を生じない。球種とコースに関するサインを盗み、打者に伝達することスポーツマンシップに反する行為である。審判員がこのような行為が発生していると判断した場合、審判員は最初の違反行為の後、監督および、このことに責任のある選手、コーチに警告を与えることができる。また、そのチームの次の違反行為から、このことに責任のある選手、コーチ、監督を退場させることができる。
日本協会による参考(サイン盗みに関する規定)
(第53回全日本選手権 「主な規則と留意点」より)
Ⅵ 試合の運営(抜粋)
(中略)
- 走者ベースコーチなどが捕手のサインを見て、打者にコースや球種を伝える行為を禁止する。そのような疑いがあるとき、審判員はタイムをかけ、当該選手と攻撃側ベンチに注意を与え止めさせる。
- ネット裏または観覧席から相手リーグの情報を伝える行為を禁止する。
Ⅶ 監督、コーチ、選手の退場(抜粋)
- 次の場合、大会本部及び審判員は監督、コーチ、選手を退場させる。
- 自軍のベンチ及び応援席の中から、相手リーグ及び審判員に対し暴力及び暴言を吐いた場合、監督及び当該者を退場させる。
- 審判員の判定及び指示に従わなかった場合、監督及び当該者を退場させる。
- Ⅵの9、10で、同様の行為を再度審判員が見つけた時は
- 攻撃側監督と当該者はその試合から退場となる。
- 打者は安打、守備側失策等で塁へ出た場合は打撃を取り消し、打ち直しとする。
- 打者が打撃を行いアウトになった場合は、アウトを有効とする。この時に走者が進塁した場合(犠打等)は打撃前の投手が投球当時の占有塁へ全ての走者を戻す。