2018年の主なルール改正

9.全員出場義務: 8-10歳部門、9-11歳部門、リトルリーグ部門、インターミディエット(50-70)部門、ジュニアリーグ部門:

全員出場義務: 8-10歳部門、9-11歳部門、リトルリーグ部門、インターミディエット(50-70)部門、ジュニアリーグ部門:

トーナメントチームの試合時に、13名以上の選手が参加している場合はチーム名簿上のすべての選手が 、攻撃において少なくとも1打席は試合に参加しなければならない。 試合時に12名以下の選手しか参加して いない場合はチーム名簿上のすべての選手が、守備において最低6つの連続したアウトと、攻撃において少 なくとも1打席は試合に参加しなければならない。

a)4回表(インターミディエット/ジュニア部門では5回表)の開始前に、責任審判あるいはトーナメント委員長が指名した者は公式記録員と協議して、両チームの監督に、以下に示される全員出場義務が完了していないすべての選手を出場させる義務があることをアドバイスする。監督が下記に示される条件で選手をラインアップへ組み込むことに失敗するか拒否した場合、監督は直ちに退場となり、残りのインターナショナルトーナメントからも解任される。

1.試合開始時にユニホームを着用した選手が12人以下の場合:

a. 先攻チーム

全員出場義務の守備要件を満たしていない選手は、4回裏(インターミディエット/ジュニア部門では5回裏)の最初の投球(あるいは最初のプレー)の前に、試合が短縮されない限り1打席を含む全員出場義務を完了できる位置でのラインアップに加えなければならない。

b. 後攻チーム:

全員出場義務の守備要件を満たしていない選手は、5回表(インターミディエット/ジュニア部門では6回表)の最初の投球(あるいは最初のプレー)の前に、試合が短縮されない限り1打席を含む全員出場義務を完了できる位置でのラインアップに加えなければならない。

2.試合開始時にユニホームを着用した選手が13人以上の場合、選手は次のように打席に立つためにラインアップに加えなければならない。

a.先攻チーム:

4回、5回のいずれかの打順、6回であれば最初の3人の打順のいずれかの位置でラインアップに加えれば1打席が完了できる。(インターミディエット/ジュニア部門では5回、6回のいずれかの打順、7回であれば最初の3人の打順のいずれかの位置となる。)

b.後攻チーム:

4回のいずれかの打順、5回であれば最初の3人の打順のいずれかの位置でラインアップに加えれば1打席が完了できる。(インターミディエット/ジュニア部門では5回のいずれかの打順、6回であれば最初の3人の打順のいずれかの位置となる。)

b)全員出場義務に関するアドバイスがなかったとしても、監督は全員出場義務規定を満たすことに単独で責任を持たなければならない。

c)試合が何らかの理由で短縮されない限り、当規則の例外は認められない。

注:ホームチームが勝っていることで6回裏または7回裏の攻撃(あるいは延長された回の裏の攻撃)を行っていないことは、試合が短縮されたとはみなされない。

d)この規則による全員出場義務規定を満たさないことは抗議の根拠となる。

メンバー登録表に記載された選手の1人以上がこの条件を満たさず、抗議されるかトーナメント委員会に伝えられた場合、トーナメント委員会の措置では、 監督は退場となり、残りのインターナショナルトーナメントからも解任され、交代することもできない。さらなるペナルティもある。それには、没収試合や全員出場義務を満たさなかった選手に対する追加の出場義務、トーナメントに おけるチームやコーチの資格剥奪も含められる。 トーナメント委員会の意見としては次のようなケースがある。

1. 監督、コーチが試合を茶化すような行動をとり、結果として選手が故意にお粗末なプレーをして、試合を引き延ばしたり、あるいは早く終わらせようとする。

2. チームが地区予選に始まりワールドシリーズまで(8-10歳部門、9-11歳部門では州大会まで)の大会期間中に、2度以上全員出場義務規定に抵触する。

3. 監督が知っていながら故意に全員出場義務規定を無視する。
そしてどんな理由であっても、出場停止となった監督、コーチが試合会場にいることは許されず、試合にはどんな場合も参加できない。さらにどのような手段であろうと 試合会場の誰とも接触することは許されない。違反は結果として、トーナメント委員会からの没収試合や以後のトーナメントにおけるチームや監督・コーチの資格剥奪も含められる。

e. この規則でいう「守備において連続する6アウト」とは、選手が9箇所のいずれかの守備位置についた状態で連続した6アウトをとることをさす。「攻撃において最低で1打席」とは、選手がノーカウントから打席に立ち、その打者がアウトになるか出塁してその打席を完了することをさす。


2018年のルール改正が米国本部から発表されました。
以下は一部を抜粋した主な改正(赤字追記含む)です。

運営方針 :

<オンラインメディアを介したコミュニケーション>

部門 : 野球、ソフトボール、チャレンジャーの全部門
(各リーグがリーグ所有のウェブサイト、公式のソーシャルメディアアカウント、または商業化および商標に関するすべてのリトルリーグの方針に合致するその他のデジタルプラットフォームを通じて、試合のライブ配信を行うことを許可する)

概要:ライブ配信が容易に実施できるようになり、各リーグは、自身が運営するウェブサイト、公式のソーシャルメディアアカウント、または他のデジタルプラットフォームを介して試合のウェブ配信やライブ配信をすることに興味を持っている。各リーグは、商業化と商標に関してのリトルリーグの方針に沿ったリーグ運営のプラットフォームを通して、試合のウェブ配信やライブ配信を実施することが許される。

ペンシルベニア州サウスウィリアムスポートのリトルリーグインターナショナル(国際本部)は、リーグ所有あるいはリーグが運営していない媒体を通じての レギュラーシーズンやトーナメントの試合のライブ配信、ウェブ配信、テレビやラジオ放送を許可または禁止することができる唯一の機関である。リトルリーグインターナショナルが締結する契約は、地区管理者、トーナメント責任者、 または各リーグの会長から提出されるものでなければならない。(規定XV参照)

規定と競技規則 :

<競技規則 1.10-バット>

部門 : 野球、チャレンジャーの全部門
(野球およびチャレンジャーの全部門がUSABat基準に準拠するようバットの規定を更新)

概要:

ジュニアリーグ以下の野球部門や、すべてのチャレンジャー部門において、バットはリトルリーグが採用したアメリカ野球バット(USABat)基準を満たすものでなければならない。滑らかで丸みを帯びた棒であり、木製または材料と色が試験され、USA Baseball Bat規格(USABat)に合致していることが証明されていなければならない。

2018年シーズンから、リトルリーグ(メジャー)部門以下、インターミディエット(50-70)部門、ジュニアリーグ部門、リトルリーグ チャレンジャー部門で使用される非木製で薄板金属のバットは、USABat – USA Baseballの青少年用バット性能基準を満たしていることを示すロゴが印刷されていなければならない。 2018年シーズンからは、すべてのBPF – 1.15のバットが使用禁止となる。さらに、2018年以降、これらの部門ではバットの直径は2 5/8インチを超えてはならない。 追加情報はLittleLeague.org/batinfoで入手できる

ティーボール [野球]:

USABat規格の下では、認定されたティーボールバット(26インチ以下)には、USA Baseballマークと、“ONLY FOR USE WITH APPROVED TEE BALLS”のテキストが印刷されている。すべてのティーボールのバットは、米国野球のマークと付随するテキストがなければならない。新しい規格の制定前に製造あるいは購入されたティーボールバットは、2017年9月1日以降にアメリカのBaseball Tee Ball Sticker Program(USABaseballShop.com)で承認されたティーボールステッカーを使用して認証することができる。

マイナー/メジャー部門:

長さは33インチ(83.8cm)以下で、直径は2-5/8インチ(6.7cm)以下とする。木製バットの場合、最も細い部分が15/16インチ(2.4cm)以上 (長さが30インチ未満の場合は、7/8インチ(2.2cm)以上でなければならない。テーピングされたリまたはスリーブを取り付けられた木製バットは、その範囲がグリップエンドから16インチ(40.6cm)を超えてはならない。 注:一体型の木製バットは、米国野球ロゴを必要としない。

インターミディエット(50-70)、ジュニアリーグ部門:

長さは34インチ(86.4cm)以下で、直径は2-5/8インチ(6.7cm)以下とする。木製バットの場合、最も細い部分が15/16インチ(2.4cm)以上(長さが30インチ未満の場合は、7/8インチ(2.2cm)以上でなければならない。 テーピングされたリまたはスリーブを取り付けられた木製バットは、その範囲がグリップエンドから18インチ(45.7cm)を超えてはならない。 注:一体型の木製バットは、米国野球ロゴを必要としない。

<競技規則 1.10- バット>

部門 : 野球、ソフトボールの全部門
(すべての部門でバットに松ヤニを使用することを禁止)

概要:

すべての部門で、非木製のバットは、グリップエンドから少なくとも10インチ(25.4cm)の範囲は、コルク、テープ、 または合成材料のグリップを持たなければならない。滑りやすいテープまたは同様のものは禁止されている。

注1:従来からあるドーナツ錘は使用できない。

注2:松ヤニまたは他の同様の粘着性の物質の使用は、すべての部門で禁じられている。これらの物質を使用したバットは不適合であるとみなされ、試合で使用できない。

<競技規則 4.04- 試合の開始と終了 >

部門 : 野球、ソフトボールの全部門
(継続的な打撃順序に関して規則説明が追加)

概要:
規則説明- 打撃順序を連続させるために、メンバー交換用紙に記載された全ての選手は、先発出場選手とみなされる。

トーナメント規則及びガイドライン :

<トーナメント規則 3(e) [野球] トーナメント規則 3(f) >

部門 : 野球、ソフトボールの全部門
(相手チームのサインを盗み伝達した当事者を退場とすることを明確にする)

概要:

各審判員は、判定に不服だったり、スポーツマンシップに反する行動をしたり言葉を発したりした選手、コーチ、監督やそ の代理者を失格とし競技場から退場させる権限を有する。プレー中に審判員が選手を失格にした場合、そのプレーが続いて いる間は、失格処分は効力を生じない。球種とコースに関するサインを盗み打者に伝達することはスポーツマンシップに 反する行為である。審判員がこのような行為が発生していると判断した場合、そのことに責任のある選手、コーチ、 監督を退場させることができる。

以上