全員連続打撃オーダー制について

幣協会は2月4日、全国12連盟の役員らで構成される運営委員会を開き、2023年の主な規則変更を公表しました。
国際本部の規則変更にもとづくもので、全員出場義務に関してはベンチ入りの選手全員が、打順に入る全員連続オーダー制を導入します。

適用は今夏のワールドシリーズ(米国)地区予選を兼ねる2部門の全日本選手権(メジャー部門、7月・東京、インターミディエット部門、5月・茨城)の予選から。
適用は上記2大会のみリトルリーグでは以前からベンチ入り選手(最大14人)の全員出場を規則として義務化していましたが、よりシンプルな形となりました。
2023年の主な規則変更については追って詳細を公式サイトに掲載しました。

また、同5日には同規則に関しての声明(以下)を発表しました。

全員出場に関する声明

2023年2月5日

リトルリーグ関係者の皆様

公益財団法人日本リトルリーグ野球協会

全員出場義務に関する2023年規則変更について

先だってリトルリーグ国際本部より2023年規則変更が発表されました。そのなかで、最も大きな変更となるのが、全員出場義務にかかわる「全員連続打撃オーダー制」の導入です。これまでは、守備機会など細かい決まり事がありましたが、これをシンプルにあらため、大会登録選手(ベンチ入り選手)が全員、打撃オーダー(打順)に入るというものです。(適用はメジャー部門、インターミディエット部門両全日本選手権の国際トーナメント2大会=予選から)

全員出場義務はリトルリーグがいち早く取り入れた決まりでありますが、その理念の根底には規則の範囲のなかで「一人でも多くの選手に野球を楽しんでいただき、より多くの機会を与えたい」という考えです。規則ではトーナメントチームの人数は原則的に12人以上14人以下と定められていますが、有資格選手が12人を下回るケースが国内では少なくないため、11人以下での大会登録は地区責任者承認のもと、許可しています。

今回の規則変更で大会登録(ベンチ入り)選手全員が打席に入ります。それにより、勝利を最優先し、有資格選手が14人以上いるにもかかわらず、意図的に14人の枠を満たさない判断などを下すリーグ、指導者が出てくる可能性があることを危惧しています。

選手の身体的、技量的に安全面での懸念がある場合をのぞき有資格選手を最大限、大会登録しベンチに入れていただくことを日本協会として希望します。この方針は、協会公式サイト、SNSでも明らかにし、全保護者、全選手にも理解していただくようにします。
僭越ながらリーグ関係者、指導者の皆さまご理解のほどよろしくお願いします。

以上

PDFはこちら(https://jllba.com/pdf/JLLBA_230205.pdf