Q.3アウトのあと、アピールが認められたら得点は?

 読者の方からいただいた質問です。一死満塁で外野フライ。これを捕球して2アウトとなりますが、二塁走者と三塁走者はそれぞれリタッチして先の塁を狙います。外野からの返球が大きくそれているうちに、この二者がホームインしました。

 一塁走者も二塁を回り、三塁をめざしますが、これがタッチアウト、3アウトですね。しかし守備側は、二塁走者もしくは三塁走者のスタートが早いとアピールしました。かりに、アピールで4つ日のアウトが認められたとき、得点はどうなるのでしょうか。

 まずは、いわゆるアウトの置き換えについて復習しておきましょう。リトルリーグ競技規則7・10を見てみますと、(注1)として「アピールプレイに於ては、審判は外見上の第4アウトを認める必要が生じる場合がある。ある走者に対してアピールが認められているプレイの最中に第3アウトが取られた場合は、アピールアウトの決定が優先する。イニングの裏か表を終了させるプレイの最中に複数のアピールが行われた場合は、守備側は自チームに有利な方のアピールアウトを選ぶことができる。本規定に於ては、守備側の全プレーヤーがペンチまたはダグアウトに向かって進みフェア地域を出たときに、守備側チームは競技場を去ったものとする」。

 つまり、アピールによる第4アウトが守備側に有利ならば、それは置き換えることができるが、それは野手がフェア地域にいる問にしなさいよ、ということです。三塁走者のスタートが早いというアピールが認められれば、それが第4アウトとなり、置き換えて得点は入らない、というわけですね。では、二塁走者のスタートが早かったらどうか。三塁走者の得点は、認められるのでしょうか。

A.4つ目のアウトは置き換えられます

 これは、認められるのです。アピールアウトより早くホームを踏んでいれば、俗にいうタイムプレーになるんですね。たとえば一死、三塁から外野フライ。ハーフウェイにいた一塁走者が、帰塁が遅れてアウトになったとしましょう。ただ、三塁走者がクツチアップからホームを踏むのがそれより早ければ、得点になりますね。それと同じことです。

 さらに二塁走者、三塁走者、ともにスタートが早かったとします。まず二塁走者に対してアピールし、アウトが認められました。しかし、そのままではアウトを置き換えても、得点は入ってしまいますね。一度アピールをしたら、もうできないのでしょうか? いいえ、大丈夫。野球のルールは、やっぱり守備が優先なのです。公認野球規則7・10によると「第三アウトがアピールによって成立した後でも、守備側チームは、このアウトよりもほかに有利なアピールプレイがあれば、その有利となるアピールアウトを選んで、先の第三アウトと置き換えることができる」のです。つまり、いわば第5アウトも置き換えられるのです。

 ですから野手は、犠牲フライだ…とあきらめてしまわずに、走者の離塁をしっかり確認しておくことが大切です。また、離塁のタイミングが微妙なときも、念のためにボールを受け取り、アピールしてみるくらいの慎重さがあってもいいでしょう。

 さらに、同じ方からのもうひとつの質問です。一番の打順でしたが、間違って四番が打席に入り、ヒットを打ちました。誰も打順の間違いに気づかないまま、二番、三番がそれぞれアウトとなり、二死一塁で打順が四番に回ります。あれあれ、四番は一塁にいるじゃないか。打順を間違っていたんだ……。さて、このときの処置はどうなりますか。  リトルリーグ競技規則6・07は、打順に誤りがあった場合のルールです。それによると不正位打者が打席を終了した場合、アピールがあればその打者はアウトとなりますが、アピールがなく次の打者に第1球が投げられたら、不正位打者も正位の打者と見なされます。

 ですからこのケースは、不正位打者だったはずの四番=一塁走者はそのままで、五番打者が打席に入ることになります。6・07の(競技例6)にそのものズパリの記述がありますので、参考にしてください。



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